X線・中性子回折実験のリートベルト解析を行うアプリケーション。粉末試料のX線・中性子回折データから格子定数、座標位置を算出する。最大エントロピー 法(MEM)によるパターンフィッティングを特徴としており、乱れた原子配置を持つ物質も効果的に解析可能。WindowsとMacに対応しており、現在も活発に開発が進められている。
X線スペクトル解析で重要となる原子の多重項計算を行うアプリケーション。複数の計算モジュールとグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)からなる。遷移金属化合物で特に重要となる結晶場や電荷移動の効果を取り入れることができ、内殻電子が関わる各種X線分光の実験結果を解釈する際に上で重要な情報を得ることができる。
原子の多重項計算に基づくX線スペクトル解析を行うアプリケーション。結晶場や電荷移動の効果を取り入れて遷移金属原子・希土類原子の多重項計算を行い、理論値と実験データの比較およびフィッティングによるパラメータの決定を行う。グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)が充実しており、種々の操作は直感的に行うことができる。
テンソル積波動関数法を用いた一次元多体電子系のモデル計算を行うオープンソースアプリケーション。電子系だけでなく、スピン系やボゾン系も取り扱うことができ、基底状態および低エネルギー励起状態に関する各種物理量を計算できる。系の実時間発展を取り扱うこともでき、長距離相互作用を持つ模型にも対応していることが特徴である。
広域X線吸収微細構造(EXAFS)を多重散乱理論を用いて解析するためのアプリケーション。マフィン-ティン近似に基づく相対論的セルフコンシステント計算を行い、隣接原子の効果まで取り入れて原子の位相シフトを評価する。同時に複数の吸収端を取り扱えるほか、多電子励起に伴う複雑なバックグラウンドの評価も可能。
X線・中性子回折実験の単結晶解析・リートベルト解析を行うアプリケーション。単結晶・粉末試料のX線・中性子回折データから物質の結晶構造モデルを導出する。アプリケーションはPythonで開発されており、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)による操作が可能。
グラフ画像から数値データを抽出するツール。GSYSの操作はGUIで行なうことができ、グラフから簡単に数値データを読み込むことができる。
Windows, Linux, Mac OS Xで動作する結晶構造ならびにグリッドデータの可視化ソフト。30通りの構造データフォーマット、17通りの3次元グリッドデータフォーマットの入力に対応すると共に、13通りの構造データフォーマット、6通りのグリッドデータフォーマットの出力に対応する。非商用の用途には無料でバイナリ配布されている。
量子化学計算、分子動力学計算、第一原理計算に関する統合アプリケーション。入力ファイルの作成から、計算の実行、結果解析・表示まで、シミュレーションに必要な一通りの操作をマウス操作で実行可能。GAMESS、NWChem、Gromacs、LAMMPS、Quantum ESPRESSO、OpenMXなどの国内外の第一線の研究者に使われているオープンソースのソルバや、MOPAC、Gaussianなどの業界標準的なソルバに対応。
2成分相対論的量子化学理論に基づく電子状態計算パッケージ。重元素を含む化合物の計算に特化した種々の手法・アルゴリズムを実装。基底状態・励起状態のエネルギーから構造最適化、各種分子物性計算が利用可能。金属クラスターのような多数の重原子を含んだ化合物に対して、これまで困難であった高精度かつ効率的な量子化学計算が実行可能である。