レビュー
HPhiを使った有限温度計算 その2(cTPQ)
はじめに 前回は、ミクロカノニカル分布に基づいた (micro-canonical Thermal Pure Quantum state, mTPQ)に基づいたKitaev模型の有限温度の計算を行いました。 HPhiでは…続きを読む
HPhiでの実時間発展
1.はじめに 熱揺らぎによる相転移については確立した理論がありますが、実時間発展に伴う動的な相転移というのはあまり理解が進んでいません。例えば、量子系を実時間発展させると、あたかも熱平衡状態の臨界現象のような、クリティカ…続きを読む
MateriApps Installerを使ってmacOSにHPhiをインストールする
1. はじめに このレビューでは、HomebrewとMateriApps Installerを使って、macOS (Big Sur)にHPhiをインストールする方法について解説します 2. Homebrewのインストール…続きを読む
HΦ による光学伝導度計算
はじめに HΦ (HPhi) はいわゆる厳密対角化法に基いた量子格子模型ソルバーであり、基底状態波動関数や励起スペクトルなどを計算できる。 さらに、いくつかの模型や励起演算子については、簡単なテキストファイルを用意するだ…続きを読む
HPhiを使った有限温度計算
はじめに HPhiは量子スピン系や遍歴電子系を取り扱える厳密対角化ソルバーです。基底状態や動的グリーン関数が計算できるだけでなく、熱的純粋量子状態 (Thermal Pure Quantum state, TPQ)の定式…続きを読む
HΦによる励起スペクトル計算
はじめに 量子スピン系において、動的構造因子 \(S(q,\omega)\) は、中性子散乱などの実験と直接比較可能な物理量です。そのため、これを計算できるかどうかというのは理論と実験との協働という面からみても重要です。…続きを読む
HPhiのMateriApps LIVE!での使用例
はじめに: ここでは、HPhiのMateriApps LIVE!での使用例について紹介します。 MateriApps LIVE!とは様々な物性科学アプリがおさめられているLive Linux システムのことです。 Mat…続きを読む
HΦのohtaka (物性研スパコン)での使用例
プレインストールのHΦを使う場合: 4×4 反強磁性Heisenberg模型(J=1)の 基底状態から16個のエネルギーを LOBCG法を使って求める場合。 インプットファイル (stan.in): model = &#…続きを読む