基本情報
Last Update:2024/12/10

公式サイト

https://www.lab.kobe-u.ac.jp/eng-ep4b/rspace.html

ライセンス

Apache-2.0

利用環境

SGI Altix、NEC SX9、Fujitsu FX10、T2K-Tsukuba、京、インテルコンパイラを実装したxeonなどで動作確認済み。

開発者

小野倫也(大阪大学 大学院工学研究科)、Marcus Heide(大阪大学 大学院工学研究科)、塚本茂(ユーリヒ総合研究機構)、江上喜幸(北海道大学 大学院工学研究科)

対象となる物質・モデル

分子、クラスタ、半導体表面・界面

求められる物理量

電子状態、輸送特性、伝導特性

手法

実空間差分法、Overbridging boundary-matching法

関連キーワード
文献

Kikuji Hirose, Tomoya Ono, Yoshitaka Fujimoto, and Shigeru Tsukamoto, First-Principles Calculations in Real-Space Formalism —Electronic Configurations and Transport Properties of Nanostructures—, (Imperial College Press, London, 2005)

その他

RSPACEは、超並列計算に適した実空間差分法を用いて、密度汎関数理論に基づく第一原理計算を行います。擬ポテンシャルには、計算コストと精度の面で最も優れているPAW法を用いているため、遷移金属を含んだモデルでも高精度に計算できます。また、電子状態計算のみならず、半無限境界条件を用いたナノ構造の電気伝導特性計算も可能です。さらに、スピン・軌道相互作用やノンコリニア磁性を考慮した計算も可能です。