Quantum ESPRESSO の MateriApps LIVE! での examples の実行例(2018.6.17)
Last Update:2022/02/12
MateriApps LIVE! v3.3上 の Quantum ESPRESSO 6.7 の examples を実行する。
準備:
- MateriApps LIVE! の利用の詳細は、MaterApps LIVE! の Wiki を参照する。
- Quantum ESPRESSO 6.7 の examplesファイルは、MateriApps LIVE!の /usr/share/espresso/examples にある。
実行例:
- /usr/share/espresso を自分のホームディレクトリにコピーする。
cp -r /usr/share/espresso ~/
- examplesのフォルダへ移動する。
cd ~/espresso/examples
- examplesのフォルダにあるenvironment_variablesをエディタを使って修正する。
以下のコマンドを実行し、mousepadエディタを立ち上げる。
mousepad environment_variables
environment_variablesの修正内容は以下の通り。
修正前:PSEUDO_DIR=$PREFIX/share/espresso/pseudo 修正後:PSEUDO_DIR=$HOME/pseudo
修正前:NETWORK_PSEUDO=http://www.quantum-espresso.org/wp-content/uploads/upf_files/ 修正後:NETWORK_PSEUDO=https://pseudopotentials.quantum-espresso.org/upf_files/
編集が終わったら左上のFileメニューからSaveを選択しファイルを上書き保存する。保存後、ウインドウの右上にあるバツマークをクリックしてmousepadを閉じる。
- pseudoというディレクトリを$HOMEに作成する。
mkdir ~/pseudo
- PWscf の examples を全て実行する。(全ての実行には時間がかかる。)
cd PW/examples ./run_all_examples
- PWscf の 全てのexamplesの内容は、PW/examples/README にある。
- 結果を確認: 例えば、PW/examples/example01 の実行結果は、PW/examples/example01/results にある。
追記:ソフトウェアのバージョンやサンプルディレクトリのパスの修正。(2021年8月11日)