MateriApps
物質科学シミュレーションのポータルサイト

現在アプリ掲載数307件

お問合せ / アプリ掲載依頼
    • JP
    • EN
  • MateriApps について
  • レビュー募集
もっと詳しく探す
  • NEWS / 講習会・イベント
  • アプリ一覧
  • アプリ詳細検索
  • キーワード解説
  • レビュー
  • 事例
  • アプリコンシェルジュ
  • インストールしないでアプリを
    試せる「MateriApps LIVE!」

    詳細はこちら
  • MateriApps について
  • レビュー募集
  • プライバシーポリシー
  • お問合せ / アプリ掲載依頼
  • アプリ一覧
  • J-OCTA

J-OCTA

  • 公開度:0 ☆☆☆
  • ドキュメント充実度:3 ★★★

ソフトマテリアルに対する統合アプリケーション。OCTAの商用版アプリケーションであり、OCTAの基本機能を有するほか、各エンジンのためのモデリング・解析機能、事例データベース、構造物性相関などのツール群を含む。特に独自に開発された分子動力学ソルバーVSOPは、MPI並列計算による高速な計算が可能であり、広く使われている。

「京」を利用したタイヤ用ゴム材料のJOCTA/VSOPによる大規模粗視化分子動力学シミュレーション

住友ゴム工業株式会社 内藤 正登さん

我々は、高性能なタイヤ用ゴム材料の研究開発に最新のシミュレーション技術を活用しています。一般にゴム材料開発の現場では、粘弾性、強度、耐候性などの様々な要求性能に応じて配合や工程を調整しています。しかし、その調整には多大な時間と労力が費やされています。その原因の一つは、ゴム材料の性能発現と密接に関係する材料内部の分子レベルの構造の観察の難しさにあります。

そのため、我々はゴム材料開発のブレイクスルーを目的に、2012年より「京」コンピュータを用いてゴム材料の分子レベルの構造の見える化に取り組んでいます。「京」ではJ-OCTA/VSOPを用いて、大規模粗視化分子動力学シミュレーションを実施しています。

「京」を用いて我々は、例えば、これまで電子顕微鏡等での実験での観察が不可能であった、サブμmスケールのゴムの破壊の様子を観察することに初めて成功しました(下図)。ポリマーと充填材の間で生じた剥離を観察できていることが分かります。ゴムの破壊の詳細解析においては、分子レベルの解像度とサブμmスケールの広視野が必要であり、今回、「京」を利用した総粒子数約1.4億の大規模粗視化分子動力学計算により初めて解析が可能となりました。

さらに、現在我々は、「京」コンピュータに加えて、SPring-8、J-PARCなどの大型実験施設も相補利用し、次世代のタイヤ用ゴム材料の創出を目的とした研究開発を進めています。

図:総粒子数約1.4億の大規模シミュレーションにより得られた、ゴムの破壊の様子。紫はポリマー、白は充填材を示す。

02 / 06

  • 01基本情報
  • 02事例・論文
  • 03講習会
  • 04レビュー
  • 05開発者の声
  • 06このアプリ情報に
    ついてのお問い合わせ
TOP

MateriApps
物質科学シミュレーションのポータルサイト

  • NEWS / 講習会・イベント
  • アプリ一覧
  • アプリ詳細検索
  • キーワード解説
  • 事例
  • アプリコンシェルジュ
  • プライバシーポリシー
お問合せ / アプリ掲載依頼
  • 東京大学 物性研究所 The Institute for Solid State Physics
  • 東京大学 The University of Tokyo
  • CDMSI
  • CCMS

© MateriApps, 2013-2023. All rights reserved.