開発者の声
門馬綱一(国立科学博物館)
アプリの歴史
VESTAの起源は、R. A. Dilanian博士と泉富士夫博士により開発された結晶構造の可視化ソフトウェア・VICS、および、電子・核密度の可視化ソフトウェア・VENDです。VICSとVENDはC言語で書かれており、その設計上、速度・機能・使い勝手などの制約を多々抱えていました。そこで門馬は、2004年、C++言語を用いて設計を一新した後継プログラムの開発に着手しました。約一年後の2005年7月にVICSの後継としてVICS-IIを公開し、その後、VICS-IIにVEND相当の機能を追加してVESTAへと発展させました。その後も結晶外形の可視化、磁気空間群への完全対応など、数々の新機能を追加しています。