開発者の声
(株式会社Quemix)
アプリの歴史
RSDFTは、「京」および「富岳」プロジェクトにおいて、物質材料科学分野の中核アプリとして開発されてきたソフトウェアです。RSDFT以外にも数多く、アカデミア発の物質材料科学関連の国産ソフトウェアが存在しています。しかしながら、それらのソフトウェア資源の普及や、プロジェクト終了後の維持管理などは、重要な問題と認識されながらも、根本的な解決策が見出されないままになっています。Quloud-RSDFTは、アカデミア発のソフトウェアを、SaaS(Software as a Service)というクラウドビジネスとして発展させようという新たな挑戦です。
アプリの魅力
アカデミア発の、いわゆる「とがった」アプリであっても、ウェブブラウザという非常に多くの人にとって馴染みのあるUIで、それらを操作できることは大きな魅力の一つだと思います。また、計算機やストレージ、アプリのインストールといった、非常にトラブルの多い部分について、ユーザーは全く何もケアしなくてよいというのが、SaaSの大きな強みです。
アプリの将来・可能性
現在は、従来型計算機のシミュレーションソフトを提供するものとなっていますが、将来的には量子計算機による材料シミュレーションを同じプラットフォームで提供する予定です。
開発者の夢
物質材料科学の知識を持ちつつ、ウェブアプリケーションの開発もできる人材が増えて欲しい。